1QQ2

ニュージーランドで新卒を捨て、彼女を追いかけてきた男が書くブログ。

肉を食べる僕がビーガンカフェ働いて感じること。

どうも、マーディー(@rym_nz)です。


先日、あかね(id:akane1033)さんのこちらの記事を読みました。

www.akane1033.com


僕は現在、ヴィーガン・ビーガン・ベジタリアンの方をターゲットにしているカフェで働いていて、僕もヴィーガンについて思うことがあるので書いていきたいと思います。

まずはNZのヴィーガン事情


ニュージーランドは、大きな市内であれば、比較的どこのカフェやレストランに入っても最低2,3の選択肢があります。

他国のヴィーガン事情に詳しくはありませんが、ニュージランドというか少なくともオークランドやウェリントンの大都市はヴィーガン・ベジタリアンに比較的優しい環境です。


そして、カフェやレストランで働いている人の理解力でもあるので、ヴィーガンやベジタリアンのものを頼んだ時に、牛乳いりのコーヒーなどを頼もうとすると、「牛乳はいってるけど大丈夫?豆乳に代える?」と聞いてくれることもあります。

なので、日本に比べるとニュージーランドはヴィーガンやベジタリアンに非常に優しい国と言えるでしょう。



なぜ、人はヴィーガンやベジタリアンになるのか?


では、本題。

日本に住んでいた時はヴィーガンの実態も、ベジタリアンの実態もよく知らないというか興味もなかった。なんせ、僕は肉、卵などがダイスキなので、僕には関係のないことでした。イギリスに留学をきっかけに、ヴィーガンやベジタリアンの友達ができましたが、それでも、僕にはあまり関係のないことでした。


ただ、いまヴィーガンカフェで働いていると、自分とは関係のないものではなくなり、お客さんと関わる上で、その知識も必要になってきました。そうすると、どんどん興味が湧いてきます。


人はなぜ、ヴィーガンになるのか



ヴィーガン・ベジタリアンになる理由。


仲良くなったお客さんには、失礼のない程度に、その人のヴィーガン事情や、肉を食べる人に対してどう思うかとかについて話してみることにしています。

こうすることで、ヴィーガンカフェで働く上ときに、どんなことを気をつけるべきかもわかるし、話すことが好きな僕には好都合なのです。


1.健康上の理由

この理由の人たちは、肉を食べることが体によくない、健康によくないと判断して、ヴィーガン、ヴェジタリアンになります。


肉を食べるのをやめてから、太りにくくなったとか、疲れを感じにくくなったとかの効果を感じる人がいる一方で、貧血になりやすくなったから、鉄分をサプリメントで取っているという人の話も聞きます。



2.道徳上の理由、動物への配慮


この理由も、健康上の理由と並んでかなり多い。


動物を殺すのはおかしい、かわいそうと考えて、食べるのを辞めたということですね。ただ、その考えに至るまでの過程はかなり様々です。

家畜動物に関するドキュメンタリーを観て、本を読んで、友達から聞いた話で…といろいろあります。


ドキュメンタリーに関してもいろいろあるらしいんですが、日本語約されたものを見つけました。
かなりグロいので、僕は最後まで観ませんでした。なので自己責任で観てください。



3.肉が単純に合わない

アレルギーというわけでは、無いのらしいですが、単純に肉を食べると体の調子があまりよくない、具合悪くなるという人がいます。

そうして、次第に肉の量を減らしていくことで、最終的にヴィーガンやベジタリアンになったという人たちです。

僕のおかんも、ビーガンでもベジタリアンでもありませんが、肉を食べると不調を感じることがあったので、肉を食べる量が少ない人でした。


特別な理由から


宗教上からなる人もいれば、

ドイツ人の20代のベジタリアンの女の子に 「なぜベジタリアンになったの?」と聞いてみたところ 「まだティーンエイジャーで生意気だった頃に『自分は特別な存在だ』ということを周りに示すためにベジタリアンになって、そのままその習慣が続いているのよ」 というような回答をもらったこともあります。

【Veganとは?】ヴィーガンについて違和感を感じること - ドイツ人ストリートミュージシャンと結婚しました。

のような理由もあるし、

産まれた時から、家族がヴィーガンなので肉を食べる環境になかったという理由も聞いたことがある。


ヴィーガン・ベジタリアンについて思うこと


普段、多くのヴィーガン・ベジタリアンと関わる中での疑問や、考えがいろいろあります。

根拠があるのか怪しい過剰な健康ヲタク?


全員に当てはまることじゃないけど、ヴィーガンやベジタリアンの人には健康ヲタクが多い。

健康上の理由から、ヴィーガンを始めた人は、カフェインフリー(ディカフ、カフェイン抜き)グルテンフリー(小麦などを摂取しない)、シュガーフリー(砂糖を摂取しない)の食生活にこだわる人が多くいる。

ニュージランドのカフェのほとんどには、Decafという、カフェイン量が少ないコーヒーがあり、ヴィーガンの人はこれを飲むことが少なくない。

そして、小麦をとりたくないけどパンを食べたい人のために、グルテンフリーのパンやパスタ、さらには、砂糖を摂取したくない人のための、シュガーフリーのスイーツ(アーモンドミルク、ココナッツシュガーなどで甘くした)もある。




しかし、その健康ヲタクの人たちは、こうしたカフェインフリーなどの食生活をすれば絶対的に健康になると考えている人が多い。そのため、Decaf(カフェインの少ないコーヒー)を1日に4,5杯飲んだり、シュガーフリーのスイーツを毎日数個食べたりする人がいる。

正直、いくらカフェインや砂糖を摂取を控えたとしても、本末転倒なわけだ。それなら、普通のコーヒーを1杯飲む方が美味しいし、体には良い。そして、何よりこれらの食生活に関しては健康なのか不健康なのか議論されていることも多いので、何事もうのみにせず、過度な摂取や過度に控えることをしないことが大切だと思う。




環境保護に対する情熱 ~Tree Hugger~

https://granolawannabes.files.wordpress.com/2011/02/treehugger-love.jpg
Redirect Noticeより掲載
英語では環境を大切に考える人たちをTree huggerと言います。木を抱きしめる人という意味です。


道徳上の理由から始めた人には、環境保護にとても気を使う人が多いのも事実です。

プラスチック、紙を無駄にするのを嫌い、自分のハンカチ、マイコップ、ステンレス製のストローを持ってくる人。お店に入る前に、お店ではゴミをリサイクルするのか等を聞いてくる人がとても多くいます。


このように環境に気を使うのはとても良いことですが、これが過度になり、他のストローなどを使うお客さんに噛み付く人もいるので、その点に関してはいつも疑問を感じます。

ヴィーガン至上主義?


ヴィーガンの中でも一部の人ですが、自分たちの食生活、考えが当たり前で、絶対的だと考えている人がいます。

そのため、自分の求めている食べ物がなかったりすると、信じられないほど怒ってお店を後にする人もいますし、ヴィーガンじゃない人への差別的・軽蔑的発言をする人もいます。

僕が、休憩中に卵やチーズをまかないで食べていると、嫌な目で観られたりすることもあります。(ヴィーガンカフェだけど、ヴィーガンだけがターゲットだと、見込み客が少ないので、卵・チーズを使った料理もあります。)

また、ヴィーガンやベジタリアンの食べ物は、普通の料理に比べ高くなってしまうことが多いです。それは、オーガニックのものを使っていることや、肉抜きでの味付けとなるためいろいろな工夫が施されていたり、手間がかかるためです。しかし、それを理解できずに、なぜ肉の入ったものより高くなるのかと文句をつけてくるお客さんもいます。

実は肉もチーズもはちみつも食べたい?

動物製品を一切とらないヴィーガンの人たちですが、実は肉、チーズ、はちみつなどを食べたいんと思っている人が結構多いと思います。

ヴィーガン製品の中には、ヴィーガンチーズ、ヴィーガン肉、ヴィーガンはちみつなるものがあります。これらを食べたときに、多くの人が、「本当の肉みたいで美味しい!」「本物のはちみつと全然変わらなくてスゴイ!」と言います。

そういった話を聞くたびに、「あ、本当はこの人たちは肉とかはちみつを食べたいのかもしれない。」と思います。

健康上や、道徳的な理由から、ヴィーガンになった人たちは、過去に肉やはちみつを食べたことがあって、未だに美味しいと思っている人はきっと多くいると思います。


ヴィーガンは健康に良いのか?


これは、ヴィーガン・ベジタリアンとは切っても切り離せないことの1つだと思います。

ヴィーガンのお客さんと多く触れてきて、みんな見た目上は健康になんら問題があるようには見えません。


ただし、

特に言われているのが、植物性の食品ではビタミンB12を取ることが出来ないということ。

【Veganとは?】ヴィーガンについて違和感を感じること - ドイツ人ストリートミュージシャンと結婚しました。

あかねさんも書かれてますけど、肉じゃないと取れない栄養もあります。あとは、上記で触れた、鉄分、亜鉛とかの不足もあるので、ヴィーガンの人は



しかし、肉を食べないことによる、死亡リスクの変化の調査では、肉を食べない人の方が死亡リスクが低いとの結果が出ているそうです。

「JAMA Internal Medicine」誌に発表された研究、米国ロマリンダ大学の研究者が約6年かけて実施した調査から。


研究内容:
2002年から2007年に募集した調査対象(7万3308名の男女)に対する平均5.79年間の追跡調査(その間に2570人が亡くなっている)。

研究結果:
ベジタリアンは、非ベジタリアンと比べ、全体として調査期間中に死亡するリスクが12%低かった。


詳細:非ベジタリアンとの死亡率の比較


A:純粋菜食者(ヴィーガン):15%低


B:乳製品と卵は食べる菜食主義(ラクト・オボ・ベジタリアン):9%低


C:一部の肉は食べる(セミ・ベジタリアン):8%


D:工業的に作られた食品を避け、野菜のほか天然の魚、卵等を食べる(ペスコ・ベジタリアン ):19%低



上記4つのタイプではDのペスコ・ベジタリアン が一番死亡率が低かったといえます。

ベジタリアン・菜食の食事が与える健康への影響とは。体にいいの?それとも体に悪いの?より引用




あとは、上記で触れた、「ヴィーガンでも肉を食べたいと思っている人がいる」という点から考えて、食べないことで得られる健康と、食べれないから生まれるストレスはどちらが上回っているのか?という疑問点があります。


なので、ヴィーガンやベジタリアンになる人は、そのような食生活を始めたら、どのようなものが摂取できなくなり、どのようにそれを補うのかをしっかりと知ることを考えるべきです。

こちらのリンクで詳しくのっています。


ヴィーガンのものは意外と美味しい。


さて、肉も食べれば、チーズも卵もダイスキな僕ですが、ヴィーガンの料理を食べることもあります。ヴィーガンカフェで働いているので、まかないで食べることもあれば、ランチに行った先でヴィーガンのものを食べることがあります。

それは、意外と美味しいからです。


ヴィーガンのものって味気のないイメージだったんですけど、とても美味しいものもあります。そして、上で少し触れたように、ヴィーガンチーズ、ヴィーガンはちみつ、ヴィーガンアイスクリームなるものもあって、結構美味しいです。


本物のはちみつやチーズにはかないませんが、アガベと呼ばれる植物から作られるアガベシロップははちみつの代わりに使われたり、豆類から作られているチーズもあって意外と美味しいです。





ヴィーガンの人のパートナーはヴィーガン?


カフェで働いているとカップル、夫婦、家族で来る人がもちろんいます。

まずはカップル・夫婦で来る人たちですが、7:3か6:4の割合で、ヴィーガンの人のパートナーはヴィーガンです。全員に聞いているわけじゃないし、食べたものが、たまたま2人ともヴィーガンということから判断しているので、絶対じゃないですけど。

ただ、僕の友達のヴィーガンの知り合いには、パートナーもヴィーガンかベジタリアンじゃないと付き合わないという人もいますし、付き合ってからパートナーがヴィーガンに代わったという人もいます。


そういう人は、好きだと思っても相手がヴィーガンじゃなければ、付き合わないと考えると、選択肢が少ないのかな、と。


家族で来る方たちの子供は、ほぼ、100%がヴィーガンです。

グルテンフリーならば、子供もグルテンフリーだし、親は子供に自分と同じ食生活をさせています。自分の判断なら、どんな食生活でも良いと思いますが、子供にまったく肉を食べさせないで、育てていくということ、肉を食べるなということ(言葉にしているかはわからないけど)は一種の洗脳なのかなと思ってしまい、なんだかかわいそうな気がします。

たとえ、物心ついてから、自分で決めさせるから!と思っていても、全く肉を食べない生活を物心つくまで続ければ、その時に肉を食べたくなるかは疑問です。


最後に


こんな感じで、ヴィーガンカフェで働いている肉を食べる僕から見たヴィーガンの実態と考えでした。


あかねさんも言ってましたけど、僕もヴィーガンだろうが、ベジタリアンだろうが、本人の好きにしてくれ派です。ただし、周りに押し付けたり、迷惑をかけない範囲でですけど。


ただやはり、なんでも過度にすることは体によくないと思うので、ほどほどにしていくのが良いと思います。


ここまで、若干ネガティブな意見を書いて来ましたが、海外に出る人や、海外にいる人は、肉を食べる人でも「俺には関係ないやー」と思わずに、少しはヴィーガンやベジタリアンの知識があると生活はしやすくなることがあると思います。



じゃ!!!!!